お客様、その大切な人の心にとまる花を届けたい
花には「美しい」「香りがよい」「気分が和む」などの長所があります。小さい頃、種をまき育てた思い出、土のにおいと手触りの感触、芽が出たときの喜び、花が咲くのを心待ちにした記憶……。過去の経験はかけがえのない大切なもので、五感で得た感触とともに思い出が残っていきます。私たちはアスファルトに咲く花、瓦礫の中で力強く咲く花に勇気づけられ、元気をもらいます。そのような経験を多くの方々へ伝え、思い出をひとつひとつ積み重ね、希望の芽を育ててほしいと願っています。
いつも、花をしつらえる時に心がけていることは、花の姿、全体の風格を損なわず、「いかにその花らしさを表すか」ということです。花は何よりも季節を伝えられるもの。ひとつの花には「咲き始めの花」「今が盛りの花」「終りに近い名残の花」というように、3つの異なるピークがあります。この一花三季という考え方は、それぞれの時期に合わせて飾り方を変えるという日本人の感性の豊かさを表しています。盛期の花にわずかな初花や名残を合わせることで季節の移ろいが生まれ、一輪の花やわずかな枝を、自然の姿のまま何気なく生けた花は、華やかに生けられた数多くの花より、かえって人の心を深くとらえることがあります。それは、人の心の中に宿っている、懐かしい自然の花だからでしょうか。
これからも、「四季、瞬時の花の表情を伝え、お客様、その大切な人の心にとまる花を届けたい」そのような想いを大切にしながら、愛し、愛される店舗づくりを目指します。一層ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
フラワーズ ピッコロモンド / 諷 fu-u
代表 谷口貞子
所有資格
- ・公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会
NFD特別名誉本部講師 - ・1級 フラワー装飾技能士
経歴
- 長崎県生まれ
- 1966年
- 内山ゆり氏に師事
- 1970年〜1988年
- NFD展にて受賞。
- 1980年
- 10月にフラワーショップ、
フラワーズピッコロモンド設立。 - 1983年~
- 川瀬敏郎氏に師事
- 1984年
- 「日本のフラワーデザイン」
- 1984年〜1985年
- 最優秀賞受賞(六燿社)
- 1988年/1989年/2001年
- 名古屋で個展
- 1994年
- 東京で個展
- 2003年
- 10月に草盆裁野の花の店、諷fu-uを開店。
山野草を素材にした「野の花教室」を開講。 - 2004年
- 名古屋で二人展開催